塩麹(しおこうじ)の作り方

塩麹(しおこうじ)とは、米麹(こめこうじ)と塩を混ぜて発酵させた調味料です。

塩麹に肉や魚、野菜などを漬け込んだり、炒め物や煮物などに塩麹を少し加えたりするだけで、旨みが増して食材が柔らかくなり、コクや甘みも深まることからお料理がとても美味しくなります。

自宅でも簡単に作ることができることから塩麹は、「自家製万能調味料」として今たいへん注目されています。
ここでは、一般的な塩麹の作り方と、塩麹の簡単な調理例、塩麹の保存方法をご紹介します。

塩麹 糀 手作り

塩麹(しおこうじ)の作り方

材料

  • 米麹(生)…200g
  • 塩(天然塩がおすすめ)…60g
  • 水(ミネラルウォーターなど)…200ml

道具

  • ボウル
  • スプーン
  • ふたつきの保存容器(ガラス製がおすすめ)
  • 計量カップ
  • 計量スプーン

作り方

1.ボウルに米麹と塩を入れてよく混ぜます。
米麹のかたまりをしっかりとほぐし、塩がまんべんなく混ざるようにします。
手で混ぜても、清潔なスプーンを使っても良いです。

2.水を加えてさらによく混ぜます。
水は風味に影響するので、水道水ではなくミネラルウォーターなどを使うのがおすすめ。
水分量は米麹がひたひたになる程度に調整してください。

3.保存容器に入れてふたをします。
容器は煮沸消毒やアルコール消毒をしておくと雑菌の繁殖を防ぐことができます。
ふたは完全に閉めずに少しゆるめておくと、発酵中に発生するガスが抜けやすくなります。

4.常温で熟成させます。
直射日光の当たらない場所に置き、夏は約1週間、冬は10日~2週間程度熟成させます。
1日1回程度かき混ぜ、水位が下がっていたら水を加え、米麹が水に浸かっている状態を保つようにします。

5.甘い香りや旨み・甘みが出てきたら完成。
米麹の粒が潰れてやわらかくなり、気泡が少し出てきたら熟成したサインです。
清潔なスプーンなどで少し試食し、塩味の角が取れてバナナや栗のような甘い香りと旨み・甘みが感じられれば塩麹の完成です。

塩麹(しおこうじ)を使った調理例

塩麹は万能調味料として、さまざまな料理に活用できます。
たくさんある塩麹の調理例から、特に簡単な献立を5つご紹介します。

塩麹のシンプル唐揚げ

塩麹と酒、すりおろしにんにくで鶏もも肉を漬け込み、二度揚げすることでカリッとジューシーな唐揚げになります。
塩麹で漬け込むことにより冷めてもふんわり。お弁当のおかずにもおすすめです。

塩麹のタンドリーチキン風

カレー粉でスパイシーに味付けした鶏もも肉を塩麹に漬け込み、フライパンで蒸し焼きにします。
塩麹の効果で、タンドリーチキンがよりやわらかくジューシーになり、おつまみにもぴったりです。

塩麹ローストチキン

塩麹と調味料、にんにくやしょうがを合わせて手羽元を漬け込み、オーブンで焼き上げます。香ばしくて風味豊かな塩麹ローストチキンは、おもてなしにもぴったり。
漬け込む調味料が少なくても、塩麹のおかげでまろやかな味に仕上がります。

きゅうりとトマトの即席塩麹漬け

きゅうりとミニトマトを塩麹と水で漬けるだけで、さっぱりとした即席漬けができます。
塩麹が野菜の甘みや旨みを引き出してくれますよ。
塩麹でかんたん手軽に、夏場のさっぱりした一品をどうぞ。

塩麹トマトソース

トマト缶と塩麹、バターを煮詰めて作る簡単なトマトソースです。
塩麹がトマトのうまみをぐぐっと引き出し、酸味をまろやかにしてくれます。
万能な塩麹ソースはパスタやピザ、グラタンなど、色々な料理に使えます。

塩麹(しおこうじ)の保存方法

できあがった塩麹は冷蔵庫、または冷凍庫で保存することができます。

(冷蔵庫で保存する場合)
塩麹を密閉容器に入れて野菜室に入れます。
野菜室の方が冷蔵室より温度が少し高いため、徐々に塩麹の熟成が進み旨みがまろやかになっていきます。
冷蔵庫での保存期間は約6カ月です。

(冷凍庫で保存する場合)
塩麹を冷凍可能な小さめの密閉容器に小分けにして入れます。
開閉の影響が少ない冷凍庫の奥側に保存するのがオススメ。

冷凍すると塩麹の熟成が止まるので、できたての風味や色味を維持することができます。
冷凍庫での保存期間は約1年です。

塩麹(しおこうじ)のQ&A

Q1. 塩の分量は減らしたり増やしたりしてもいい?

A. 塩麹は塩分濃度が13%を下回ると腐敗しやすくなります。
そのため、減塩したい場合でも、塩分濃度を11~12%程度にするのが望ましいです。

Q2. 熟成中は必ず混ぜないとダメなの?

A. 塩麹の熟成中は空気に触れている表面に雑菌が出やすいため、撹拌して上下を返すことで空気に触れている部分を入れ替える必要があります。
熟成中の塩麹は1日1回、気付いたときに混ぜるようにしてください。

Q3. 塩麹の熟成に最適な室温・場所は?

A. 60℃以上になるなど極端に暑い・寒い場所でなければ、室温に関して特に神経質にならなくても大丈夫です。
直射日光が当たらない場所で塩麹を熟成させましょう。

どんなお料理にも使える万能調味料、塩麹(しおこうじ)。

素材の旨みを最大限に引き出してくれるだけではなく、健康効果も抜群です。
ぜひご自宅で塩麹を作って毎日の献立にお役立てくださいね。

商品紹介
塩糀

塩糀(しおこうじ)180g

販売価格:¥789(税込)

素材の旨味を引き出す、生きている発酵調味料です。
当社の手作りの米糀
●月のしずく
●徳島産自然塩を使用しております。

塩糀(しおこうじ)620g

販売価格:¥2,376(税込)

素材の旨味を引き出す、生きている発酵調味料です。
当社の手作りの米糀
●月のしずく
●徳島産自然塩を使用しております。

塩糀 粉末タイプ

塩糀粉末タイプ 20g (瓶入り)

販売価格:¥573(税込)

生きている発酵調味料「塩糀」粉末タイプ。食卓で使える瓶入りになって、更に使いやすくなりました!
【特許取得済!!】
酵素が生きたまま働いており、料理の味を豊かにします。従来の塩糀と同じように、塩代わりの調味料としてお使い下さい。素材に漬け込んでよし、サラダやお肉にかけても良し。おにぎりの手塩にすると、おいしさが引き立ちます!!
【素材に漬け込む際の目安】肉・魚・野菜の重量の3%を目安に、お好みで調整してお使い下さい。

塩糀 粉末タイプ

塩糀 粉末タイプ 100g

販売価格:¥1,664(税込)

雨風の塩糀を粉末にしまた。肉や魚に適量ふりかけ、調理してください。お塩の様にも使っていただけます。
高温多湿を避け、常温で保存してください。
(特徴)
★使いやすくなりました。
従来の塩糀の2〜3割程度の使用量
★酵素が生きています
★雨風の塩糀を低温乾燥で粉末にしています。
【特許取得済】

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