~玉ねぎ麹から学ぶ~発酵ってなんだろう?

冷蔵庫の片隅にある、とろりとしたペースト。
最近話題になっている万能調味料「玉ねぎ麹」です。
一見地味だけど、ひとさじ加えるだけで料理がぐんとおいしくなる「魔法のような発酵調味料」として、手作りして常備している人も多いのではないでしょうか。
そんな玉ねぎ麹には、目に見えない“発酵の力”がたっぷり詰まっています。
けれど、「発酵ってなんだろう?」「玉ねぎ麹ってどうやってできてるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
今回は、玉ねぎ麹を入り口に、「発酵」のしくみをやさしく、そしてちょっと楽しくひもといてみましょう!
発酵とは?~玉ねぎ麹に隠された微生物のしごと~

まずは「発酵」ってなんなの?というところから。
発酵とは、微生物が食材の中の成分を分解・変化させること。
私たちがよく食べている発酵食品には、味噌や醤油、ヨーグルト、チーズ、納豆などがあり、もちろん、玉ねぎ麹もその仲間です。
発酵には大きく分けて3つのタイプがあります。
- アルコール発酵(パンやお酒など)
- 乳酸発酵(ヨーグルトや漬物)
- 酵素発酵(味噌・醤油・玉ねぎ麹など)
玉ねぎ麹は、麹菌という微生物のつくり出す「酵素」の力で発酵する、酵素型の発酵食品に含まれます。
玉ねぎ麹の中でなにが起きてるの?
玉ねぎ麹の材料は、とってもシンプル。
すりおろした玉ねぎ、米麹、塩の3つだけです。
この3つを混ぜて、数日~1週間ほど寝かせると、あの甘くて香ばしい香りとまろやかな味わいが出てきます。
理由は、麹菌が食材の中の「たんぱく質」や「でんぷん」を、酵素の力で分解してくれているから。
これによって、うま味成分である「アミノ酸」や「糖」がどんどん増えていきます。
そしてとくに注目したいのが「グルタミン酸」というアミノ酸。
これはうま味の代表選手で、玉ねぎ麹が料理に深みを加えてくれる理由のひとつでもあります。
発酵と腐敗のちがいって?
よくある質問が、「発酵と腐るってどう違うの?」というもの。
実はどちらも、微生物が食材を変化させる点では同じなんです。
違いは、その結果、
おいしい&安全 → 発酵
臭くて体に悪い → 腐敗
という点。
玉ねぎ麹の場合、塩を入れることで雑菌の繁殖を抑え、麹菌だけが活発に働ける環境をつくっています。
だからこそ、安心しておいしく食べられる「発酵食品」に仕上がるんですね。
発酵のメリット~玉ねぎ麹の魅力~
発酵のメリットは実はたくさんあります。玉ねぎ麹にもその魅力がぎっしり!

栄養価がアップ!
酵素の力で、たんぱく質やでんぷんが分解され、アミノ酸や糖に変わります。
体にもやさしく、消化もしやすい!
うま味がぐんと増える!
塩分を控えめにしても、しっかり味が決まるのが玉ねぎ麹のすごいところ。
保存性もバツグン!
冷蔵庫で1か月は余裕で保存可能。
ストックしておけば、毎日のごはんづくりがグンと楽になります。
玉ねぎ麹で発酵生活はじめませんか?
玉ねぎ麹の材料は先ほど述べた「すりおろした玉ねぎ、米麹、塩」のたったの3つ。
しかも、混ぜて置いておくだけで簡単にできちゃう優れもの。
おまけに、応用範囲がとにかく広く、炒め物、スープ、パスタ、ドレッシングなどどんなものにもマッチして、使えば使うほど料理の味がキマるんです。
玉ねぎ麹を作っているときに感じる小さな変化、
「ちょっと香りが甘くなった?」
「とろみが出てきたかも?」
それが、目には見えない“微生物のしごと”の成果です。
微生物は毎日少しずつ変化しながら味わいを深めてくれて、私たちの暮らしと健康をサポートしてくれます。
発酵は、私たちと微生物とのコラボレーション。
そして玉ねぎ麹は、その入り口として最適な存在なのです。
手間も道具もいらない。だけど、びっくりするほど料理がおいしくなる。
これが「玉ねぎ麹」の発酵の力。
玉ねぎ麹を毎日の食卓に取り入れて、ヘルシーな食生活を始めてみませんか?
きっと、料理がもっと楽しく、体も心も喜ぶようになりますよ♪
商品紹介

塩糀粉末タイプ 20g (瓶入り)
生きている発酵調味料「塩糀」粉末タイプ。食卓で使える瓶入りになって、更に使いやすくなりました!【特許取得済!!】酵素が生きたまま働いており、料理の味を豊かにします。従来の塩糀と同じように、塩代わりの調味料としてお使い下さい。素材に漬け込んでよし、サラダやお肉にかけても良し。おにぎりの手塩にすると、おいしさが引き立ちます!!【素材に漬け込む際の目安】肉・魚・野菜の重量の3%を目安に、お好みで調整してお使い下さい。

塩糀 粉末タイプ 100g
雨風の塩糀を粉末にしました。肉や魚に適量ふりかけ、調理してください。お塩の様にも使っていただけます。高温多湿を避け、常温で保存してください。特徴★使いやすくなりました。従来の塩糀の2〜3割程度の使用量★酵素が生きています★雨風の塩糀を低温乾燥で粉末にしています【特許取得済】