韓国料理と麹
お隣の国、韓国では、麹を使って酒や酢、味噌などの発酵食品を作る文化があります。
麹は、大豆や米などの穀物に麹菌を加えて発酵させることで、食べ物の保存や栄養価の向上、味や風味の豊かさを生み出します。
麹は、日本と同様、韓国の食文化に深く根付いている食材なのです。
麹を使った発酵調味料「コチュジャン」
麹を使った韓国の調味料で、日本人に馴染み深いのがコチュジャンです。
コチュジャンは、麹と唐辛子、ニンニクなどを混ぜた発酵調味料で、韓国料理に欠かせないものです。
キムチやビビンバなどの代表的な料理に使われるほか、スープや炒め物、サラダなどにも使われます。コチュジャンは、発酵によって麹の旨味や香りが増し、辛味や甘味がバランスよく調和されます。
また、ビタミンやミネラル、カプサイシンなどの栄養素や有効成分が豊富に含まれており、健康や美容にも良いと言われています。
その他の麹を使った理調味料
麹を使った調味料は、コチュジャンだけではありません。
実は、韓国料理には、麹を使った発酵食品がたくさんあります。
例えば、醤油や味噌、酢などの基本的な調味料はもちろん、キムチやテンペ、チョンククジャンなどの食材や料理も、麹が重要な役割を果たしています。
麹は栄養価が高く、いつもの料理に使うと、よりうまみとコクが出ます。
麹は、日本だけでなく、韓国の食文化にも深く関わりのある食材です。
韓国に麹を使った発酵食品が多いワケ
理由の一つは、気候や地理的な条件にあります。
韓国は、日本と同様に、四季がはっきりとしており、冬は寒くて夏は暑い国です。
そして、日本と違って、海に囲まれていません。
このような条件のもとで、韓国の人々は、食べ物を長期間保存するために、発酵技術を発達させました。
発酵食品は、塩分や酸度、温度などを調整することで、食べ物の腐敗を防ぎ、長期間保存できるようになります。
また、発酵食品は、冬に不足しがちな野菜やビタミンを補うことができるという利点もあり、韓国に麹を使った発酵食品が多いのは、生活の知恵として生まれたものなのです。
もう一つの理由は、歴史や文化的な背景にあります。
韓国は、古くから中国や日本などの隣国と交流があり、その影響を受けてきました。
中国では、紀元前から酒や酢、豆麹などの発酵食品を作るために麹が使われており、麹を使ったこれらの技術や文化が韓国に伝わったのです。
中国の発酵食品は、韓国の発酵食品にも大きな影響を与えました。
例えば、韓国の醤油や味噌は、中国の醤油や豆麹に由来しており、韓国のテンペは、中国の豆腐に似ています。
韓国には、このように、隣国から影響を受けた様々な麹を使った調味料があるのです。
韓国料理と麹の関係には様々な歴史があり、気候や地理、歴史や文化によって形成されてきました。
麹は保存性や栄養価が高く、料理の味や風味がぐっと引き立ちます。
韓国料理を楽しむときには、麹の存在にも注目してみてくださいね。
商品紹介
米糀(国産米使用)1kg
近畿圏産のお米で作った米糀です。グラム単位からも販売可能です。お気軽にご相談ください。
手づくり 生甘酒(糀力) /パウチ 300g
毎日一杯、飲む糀。糀菌が作り出す・酵素が生きています。「米こうじ」と「月のしずく」のみで作られています。
手づくり ジャバラ果皮入り生甘酒(糀力) /パウチ 300g
紀州かつらぎ山のジャバラと月のしずくで作った甘酒です。柑橘のさっぱりとした風味と糀本来の甘みをお楽しみください。
手づくり 玄米生甘酒(糀力) /パウチ 300g
「米こうじ」と「月のしずく」のみで作られています。お好みにあわせて水等でうすめてください。お子様からご年配の方まで安心してお飲みいただけます。濃縮タイプで、豆乳などで割って頂いたり、甘味料としてもご使用頂けます。夏場はフルーツと合わせてスムージーとして召し上がって頂けます。