にんにく麹(こうじ)の栄養と効能
にんにく麹(にんにくこうじ)とは、にんにくを米麹(こめこうじ)と塩で発酵させた調味料のことです。
にんにく麹は、にんにくと麹の両方に含まれる栄養素や成分によって、様々な健康効果が期待できます。

にんにく麹(こうじ)の栄養と効能
疲労回復や体力増強
にんにくに含まれるアリシンはビタミンB1の吸収を高める働きがあります。
ビタミンB1は麹菌にも豊富に含まれているので、にんにく麹(こうじ)を食べると効率的に疲労回復や体力増強効果を得ることができます。

冷え改善
にんにくは交感神経を刺激して末梢の血管を拡張させる働きがあります。
これにより血行が良くなり、冷え性を改善することができます。
免疫力アップ
にんにくは自然免疫と獲得免疫の両方を活性化する働きがあります。
自然免疫はウイルスを食べる働きを持ち、獲得免疫はウイルスを攻撃する抗体を作る働きを持ちます。これらの働きにより、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防や治癒を促進することができます。
美肌効果
にんにくは抗酸化力を高める成分が豊富にあります。これらの成分は、紫外線やストレスなどで発生する活性酸素を除去し、肌の老化やシミ・しわ・たるみなどの予防や改善に役立ちます。
ダイエット効果
にんにくはスコルジニンという成分を含みます。
この成分は消化促進作用や新陳代謝促進作用、脂肪の蓄積予防作用やコレステロール値の低下作用などがあります。これらの作用により、ダイエットの助けとなります。
にんにく麹(こうじ)は、毎日大さじ1杯(15g)を目安に食べるのがオススメ。
疲労回復やスタミナアップなどの効果が期待できますので、ぜひ試してみてください。
にんにく麹(こうじ)の作り方
(材料)
- にんにく:20g(3〜4片)
- 米麹:100g(生麹または乾燥麹)
- 塩:25g
- 水:200ml(乾燥麹の場合は120ml)
(道具)
- フードプロセッサーまたはすりおろし器
- ジッパー付き保存袋
- 清潔な瓶
(作り方)
1.にんにくの皮をむき、フードプロセッサーまたはすりおろし器で細かくする。
2.ジッパー付き保存袋に米麹と塩を入れてよく混ぜる。
3.1のにんにくと水を加えてよく混ぜる。
4.袋の空気を抜いて口を閉じる。
5.陽の当たらない場所で室温で一晩寝かせる。
6.清潔な瓶に移して冷蔵庫で保存する。
以上で、にんにく麹が完成。保存は冷蔵庫で2〜3週間可能です。
にんにく麹(こうじ)を作る際の注意事項
※ヨーグルトメーカーを使って発酵させる方法もあります。
その場合は、60℃で6時間保温するだけでOKです。
※時々、にんにくが青緑色に変色することがありますが、問題ありません。
これは、にんにくの成分が鉄分と反応して起こる現象で、品質や味に影響しません。
※塩分濃度は10%程度が適当です。
塩分が少なすぎるとカビが生えやすくなりますし、塩分が多すぎると発酵が進みません。
※米麹は生麹でも乾燥麹でもどちらでもOKです。
生麹の場合は常温で戻してから使ってください。
※水はミネラルウォーターまたは沸かして冷ました水を使ってください。
水道水は塩素が含まれているため、発酵を妨げる可能性があります。
※フードプロセッサーまたはすりおろし器で細かくしたにんにくは、水と一緒にブレンダーで混ぜてもOKです。
※ジッパー付き保存袋ではなく、容器やビンを使ってもOKです。
その場合は、蓋をしないでラップをかけてください。
※室温で発酵させる場合は、季節や気温によって発酵時間が変わります。
冬場は長め、夏場は短めに調整してください。
商品紹介

米糀(特別栽培米使用) 1kg
販売価格:¥1,782(税込)
但馬産の減農薬コウノトリ米を使用した米糀です。
「特別栽培農産物とは、その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培された農産物です。」

糀/玄米糀 1Kg
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「玄米」に6000気圧の高水圧をかけて加工したものが「超高水圧加工玄米」です。
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一般の玄米に比べ特有のにおいが少ないため食べやすく食物繊維も豊富に含まれています。

粒あり甘酒 500ml
販売価格:¥875(税込)
「米こうじ」と「月のしずく」のみで作られています。お好みにあわせて水等でうすめてください。お子様からご年配の方まで安心してお飲みいただけます。
濃縮タイプで、豆乳などで割って頂いたり、甘味料としてもご使用頂けます。夏場はフルーツと合わせてスムージーとして召し上がって頂けます。