甘麹(あまこうじ)を使ったレシピ
甘麹(あまこうじ)は、米麹を使って作った甘酒です。
甘麹は、味噌、醤油、日本酒などの伝統的な発酵食品のもととなる麹を熟成させて作られ、砂糖の代わりに料理に使うことができます。
また甘麹は、体内で糖質をエネルギーに変えるビタミンB群が豊富に含まれており、液体である分、体内への吸収も早く体への影響も即効性の高い飲物です。
甘麹(あまこうじ)を使ったレシピ
砂糖の代わりとして使える甘麹(あまこうじ)は美容や健康にも良いとされており、料理だけでなくスイーツのレシピもたくさんあります。
ここでは、簡単に作れる甘麹レシピをいくつか紹介します。
甘麹で作るアイス
甘麹(あまこうじ)とホイップクリームと牛乳を混ぜて冷凍庫で凍らせるだけで、簡単にアイスクリームができます。
ブランデーを加えると大人向けの味になります。
ホームベーカリーで!甘麹入り食パン
ホームベーカリーで作る食パンに甘麹(あまこうじ)を加えると、ふわふわの生地が作れます。
バニラエッセンスを加えると香りがアップします。
甘麹入りマシュマロコーヒー
甘麹(あまこうじ)と水を混ぜて温めたものに、インスタントコーヒーとマシュマロを加えて混ぜるだけで、まろやかな味わいのふわふわマシュマロコーヒーができます。
後期離乳食期レシピ
牛肉と甘麹(あまこうじ)を混ぜてフライパンで焼くだけで、赤ちゃんにも優しい牛肉のレシピができます。
甘麹が牛肉の臭みを消して柔らかくしますよ。
おからと甘麹のふんわりドーナツ
おからと小麦粉、卵、パン粉などを混ぜて丸めて油で揚げるだけで、ヘルシーなドーナツができます。
甘麹(あまこうじ)が自然な甘みと旨味を与えます。
甘麹入りひじきの煮物
生ひじきと人参、えのき、ちくわなどを水とめんつゆ、砂糖の代わりに甘麹(あまこうじ)で煮るだけで、栄養豊富な煮物ができます。甘麹が野菜や海藻の風味を引き立てます。
ヘルシー甘麹ラスク
食パンにオリーブオイルと甘麹(あまこうじ)を塗ってオーブンで焼くだけで、カリカリのラスクの完成。
甘麹がバターや砂糖の代わりになります。
甘麹で抹茶甘酒
牛乳と甘麹(あまこうじ)、抹茶を混ぜて温めるだけで、抹茶の香りと甘みが楽しめる甘酒ができます。
生姜を加えるとさらに風味がアップ。
甘麹でしっとり卵焼き
卵と甘麹(あまこうじ)を混ぜてフライパンで焼くだけで、ほんのり甘い卵焼きができます。
粉末鰹だしを加えると風味がアップしますよ。
いつもの砂糖を置き換えるだけで、健康と美容効果アップにつながる甘麹(あまこうじ)。
これらのレシピの他にも、お菓子、肉や野菜の炒め物などにも使えます。
麹(糀)の発酵パワーで栄養たっぷりの甘麹をぜひ活用してくださいね。
甘麹(あまこうじ)の作り方
(材料)
- 生米麹
- ごはん(残りご飯や冷やご飯)
- 熱湯
(道具)
- 厚手の鍋
- ジッパーつき保存袋
- 温度計
(作り方)
1.鍋にたっぷりの湯を沸かし、60℃になるようにします。
2.米麹をボウルに入れ、手のひらでこすり合わせながら細かくほぐします。
ほぐすことで発酵しやすくなり、甘い麹の香りがたつのが目安です。
3.別のボウルにご飯を入れて熱湯を注ぎ、木べらでご飯をほぐします。
温度を測って55~60℃になったら、2を加えて混ぜ合わせます。
4.ジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜いて密封します。
米麹が均一に混ざるように袋の上からよくもんでください。
5.1の鍋に4を袋ごと入れ、ふたをします。
1時間おきに袋を取り出してお湯を温め、温度を60℃に上げる。
これを約8~10時間、繰り返してください。
鍋をバスタオルで包むと、保温効果が高まりお湯が冷めにくくなります。
6.全体にとろみがつき、甘酒の香りがしたら甘麹の完成。
粗熱を取り、冷蔵庫なら約1週間、冷凍庫で約1か月間保存できます。
甘麹は50~60℃で時間をかけて発酵させるのが、おいしくできる一番のコツです。
温度が40℃に下がると、糖化のスピードが落ちて発酵に時間がかかり、酸味が出やすくなります。
さらに30℃になると、ヨーグルトのような酸味が出て、仕上がりにすっぱさが残ってしまいます。
甘麹(あまこうじ)にまつわる雑学
古くは平安時代から日本で作られていたと言われている甘麹(あまこうじ)。
「飲む点滴」と言われる甘麹にまつわる雑学をいくつかご紹介します。
・甘麹(あまこうじ)は、古くは平安時代から日本で作られていたと言われています。
当時は「甘糀」とも呼ばれ、貴族や僧侶が飲んだり、神仏に供えたりしていました。
・江戸時代の甘麹(あまこうじ)は、庶民の間でも親しまれていました。
特に冬場には暖かい甘酒が重宝され、屋台や茶屋で売られていました。
・甘麹(あまこうじ)は、明治時代には「あまきじ」と呼ばれ、西洋文化の影響で砂糖が普及するまでは主要な甘味料として使われており、和菓子や洋菓子などにも使われていました。
・大正時代の甘麹(あまこうじ)は、栄養価の高さや安全性が認められて、学校給食や軍隊の食糧としても使われるようになりました。
特に第一次世界大戦後の食糧難の時期には、米不足を補うために重宝されました。
・昭和時代の甘麹(あまこうじ)は、戦争や高度経済成長の影響で一時期衰退しましたが、昭和40年代後半から発酵食品ブームが起こり、再び注目されるようになりました。
健康志向や自然志向の高まりとともに、自家製や市販の甘麹が普及しました。
・平成になり、甘麹(あまこうじ)の発酵食品ブームがさらに加速しました。
美容やダイエット効果が注目されるようになり、ドリンクや料理だけでなく、化粧品やサプリメントなどにも使われるようになりました。
・令和となった現在、甘麹(あまこうじ)は新型コロナウイルス感染症の流行で免疫力アップや腸内環境改善が求められる中で、再び注目されています。
インターネットやSNSでは様々なレシピが紹介されるようになりました。
商品紹介

粒あり甘酒 500ml
販売価格:¥875(税込)
「米こうじ」と「月のしずく」のみで作られています。
お好みにあわせて水等でうすめてください。お子様からご年配の方まで安心してお飲みいただけます。
濃縮タイプで、豆乳などで割って頂いたり、甘味料としてもご使用頂けます。
夏場はフルーツと合わせてスムージーとして召し上がって頂けます。

手づくり生甘酒(糀力)粒なし濃厚 500ml
販売価格:¥940(税込)
「米こうじ」と「月のしずく」のみで作られています。
お子様からご年配の方まで安心してお飲みいただけます。お好みにあわせて水でうすめてください。

手づくり 玄米生甘酒(糀力) /パウチ 300g
販売価格:¥756(税込)
「米こうじ」と「月のしずく」のみで作られています。
お好みにあわせて水等でうすめてください。お子様からご年配の方まで安心してお飲みいただけます。
濃縮タイプで、豆乳などで割って頂いたり、甘味料としてもご使用頂けます。
夏場はフルーツと合わせてスムージーとして召し上がって頂けます。