玉ねぎ麹の作り方

玉ねぎ麹とは、玉ねぎ、米麹、塩を混ぜて発酵させた自然派の調味料です。

玉ねぎの甘みと麹の旨味が相まって、コンソメのような豊かな味わいになり、スープやドレッシング、マヨネーズなどの基本的な調味料として使えるだけでなく、肉や魚を漬け込むことで柔らかくしてくれる効果もあります。

玉ねぎ 麹

玉ねぎ麹(こうじ)の栄養と効能

玉ねぎと麹(こうじ)には、抗酸化作用や整腸作用など様々な健康効果があります。
玉ねぎ糀を毎日の食事に取り入れて、健康的な生活を送りましょう。

ケルセチン

玉ねぎに含まれるケルセチンは、ポリフェノールの一種で、強力な抗酸化作用があります。血糖値の急上昇を抑え、脂肪を蓄えにくくする効果がある他、骨の形成を活性化させたり、ビタミンDの吸収を高めたりする効果もあります。

硫化アリル

玉ねぎに含まれる硫化アリルは、空気に触れると刺激成分に変化します。 これには血管を広げ強化する効果があるため、血液がサラサラになり、高血圧や動脈硬化などの予防・改善に役立ちます。

オリゴ糖

玉ねぎに含まれるオリゴ糖は腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれます。
腸内環境が良くなると免疫力が高まり、便秘や下痢などの消化器系のトラブル改善が期待できます。

麹に含まれる栄養

麹に含まれる酵素は食物を消化吸収しやすい形に変化させ、消化吸収力が高まると栄養素の利用率が上がり、代謝が良くなります。
また麹にはビタミンB群やアミノ酸も含まれており、これはエネルギー代謝や皮膚や毛髪の再生に必要な栄養素です。

その他、麹に含まれているグルタミン酸は旨味成分となり食欲を増進させ、食物の味を引き出す効果があります。 玉ねぎ麹を料理に加えることで、塩分や油分の量を減らすことができ、減塩やダイエットに大変効果的です。

玉ねぎ麹(こうじ)の作り方

便利な万能調味料である玉ねぎ麹(こうじ)を、生の米麹(こめこうじ)を使って作るレシピをご紹介します。

(材料)

  • 生米麹・・・100g
  • 玉ねぎ・・・300g
  • 自然塩・・・35g

(道具)

  • フードプロセッサー
  • おろし金かミキサー
  • 蓋つきの瓶

(作り方)

1. 玉ねぎの皮をむいて水洗いを、計量します。
出来上がりの塩分濃度が変わるので、しっかりと量るようにしましょう。

2. 塩と米糀(生)を混ぜます。

3. 玉ねぎをフードプロセッサーで細かくペースト状にします。
フードプロセッサーがない場合は、ミキサーやおろし金ですり下ろしてもOKです。

4. 殺菌をした綺麗な容器に玉ねぎ麹(こうじ)入れて、混ぜます。

5. 空気が抜ける程度に蓋を軽く開けたまま室温で4日~1週間寝かせます。
頻繁に混ぜると、空気中の雑菌が入るので放置がベスト。

6. 玉ねぎ麹(こうじ)の色がやさしいピンク色やベージュに変化してきます。
麹がふっくらと柔らかくなって、玉ねぎの甘い香りがしてきたら出来上がり。
(熟成期間は、夏は約5日〜1週間、冬は約1週間〜10日)

完成したら、冷蔵庫に入れて保存します。

玉ねぎ麹(こうじ)の使い方

玉ねぎ麹は肉や魚にもみ込んで漬け込むと、酵素がタンパク質を分解して食材を柔らかくし、旨味がしみ込んでおいしくなります。
漬け込む時間は肉なら1時間程度、魚なら30分程度が目安です。

また、玉ねぎ麹はドレッシングやマヨネーズの代わりにサラダにかけると、コクと風味が増し、納豆や冷奴にかけてもおいしくいただけます。
スープや煮物に加えると、コンソメのような味わいになり、玉ねぎ麹を最後に少量加えるだけで十分です。

米麹 麦麹 玄米麹

玉ねぎ麹を野菜や果物と混ぜてマリネにすれば、酸味と甘みが加わってさっぱりとした味になり、夏バテ防止効果にもなります。
レモン汁やオリーブオイルを足してもおいしいですよ。

玉ねぎ麹(こうじ)は玉ねぎと麹の栄養と効能を両方とれる優れた調味料です。
手作りすることで添加物や保存料を避けることができます。
玉ねぎ麹を毎日の食事に取り入れて、健康的な生活を送りましょう。

商品紹介
てづくり米糀 冷凍糀

てづくり米糀<冷凍糀> 400g

販売価格:¥756(税込)

ご使用上の注意
●冷蔵庫にて自然解凍し、2~3日中にご使用ください。
●再冷凍はしないでください。
★長期保存可能<賞味期限は6ヶ月です>

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