ひしお麹(こうじ)を使ったレシピ
ひしお麹(ひしおこうじ)を使ったレシピはたくさんあります。
ひしお麹は、大豆と麦に麹菌をまぶした発酵食品で、醤油や味噌の原料ともなる古代から伝わる調味料。
ひしお麹に水と醤油を加えて混ぜると、ひしおという濃厚でコクのある液体の調味料ができ、様々な料理に使うことができます。

ひしお麹(ひしおこうじ)を使ったレシピ
お豆腐ひしお麹漬け
木綿豆腐をキッチンペーパーで水切りして、ひしお麹(ひしおこうじ)を塗って冷蔵庫で漬けるだけ。数時間であっさりとした味わいになり、3~4日でチーズのような風味になります。
ゆで卵ひしお麹漬け
卵をお好みの硬さに茹でて殻をむき、ひしお麹(ひしおこうじ)をまぶして冷蔵庫で漬けるだけ。1日~1週間でまろやかなチーズのような味わいになります。

野菜のひしお漬け
ざく切りにした野菜をビニール袋に入れて、ひしお麹(ひしおこうじ)を材料の重さの1割弱を入れてもみこみます。冷蔵庫で30分以上置くと美味しいお漬物に。
ひしお麹トマトチキン
鶏胸肉にひしおをまぶして焼き、トマト水煮缶とひしお麹(ひしおこうじ)を混ぜたソースをかけると、しっとりふっくら焼き上がりに。トマトのうまみが強く、見た目にも華やか。
いかのやわらかひしお麹マリネ
いかを切り方の工夫とひしお麹(ひしおこうじ)の効果で柔らかく仕上がり、柚子の香りでいかのくせがやわらぎ、爽やかなおいしさになります。
冷蔵庫で冷やしてから食べるとさらに美味しくなりますよ。
ひしお麹で豚肉とキャベツの炒め物
ひしお麹(ひしおこうじ)に豚肉とざく切りにしたキャベツを漬けておき、弱火でじっくり焼きます。 最後にひしお麹の漬け汁を少し加えて味を整えたら、白ごまや青ねぎを散らして完成。
ひしお麹でカボチャの煮物
鍋に水と昆布を入れて沸かし、一口大に切ったカボチャを加えて煮ます。
途中でひしお麹(ひしおこうじ)を加えて味をつけ、カボチャが柔らかくなったら火を止めて、白ごまや青ねぎを散らしたら完成。
ひしお麹でキノコとベーコンのクリームスープ
キノコとベーコンを食べやすい大きさに切り、バターを熱し炒めます。香りが出たら小麦粉を振り入れ、水と牛乳とひしお麹(ひしおこうじ)を加えて混ぜながら煮ます。とろみがついたら火を止めて完成。
ひしおの作り方
(材料)
- ひしお麹(麦麹と豆麹をブレンドしたもの)・・・300g
- 醤油・・・300cc
- 水・・・150cc
- 昆布・・・5cm角くらい
(道具)
- 保存瓶(容量1.5L程度)
(作り方)
1. 保存瓶にひしお麹と醤油を入れます。
容器はあらかじめ煮沸消毒して殺菌し、水気を拭き取っておきましょう。
醤油は薄口、濃口など特に決まりはありませんが、調味料や添加物の入っていない、大豆、小麦、塩だけで作られたものを選んでください。
2. 水を瓶に注ぎ入れ、木べらやしゃもじを使って、ひしお麹とよく混ぜます。
3. 旨味を出すために昆布を入れたら、ひしお麹(ひしおこうじ)の仕込みは終了。
仕込んだひしお麹は毎日かき混ぜ、季節や室温により完成までの期間は異なりますが、真夏なら1週間ほど、冬場は14日ほど時間がかかる場合もあります。
試食してみて麹(こうじ)が柔らかくなっていたり、味がまろやかになってコクが出ていれば完成です。
ひしお麹(ひしおこうじ)の健康効果
ひしお麹(ひしおこうじ)は、麹菌によって発酵された大豆と麦の食品です。
麹菌は、でんぷんやたんぱく質を分解して糖やアミノ酸に変える働きがあります。
そのため、ひしお麹には甘みや旨味があり、ビタミンや有機酸などの栄養素が豊富に含まれています。
ひしお麹(ひしおこうじ)には、以下のような健康効果が期待できます。

エネルギー代謝を助ける
ひしお麹(ひしおこうじ)に含まれるビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える作用があります。
ビタミンB1が不足すると、疲労感や倦怠感を引き起こすことがあります。
ひしお麹を摂取することで、エネルギー代謝をサポートすることができます。
肌の健康維持に役立つ
ひしお麹(ひしおこうじ)に含まれるビタミンB2とB6は、たんぱく質の代謝に関与しています。
たんぱく質は皮膚や粘膜の材料となり、肌の弾力や水分保持力を高める作用があります。
また、ビタミンB2は脂質代謝にもかかわり、皮膚の炎症を防ぐ作用があります。
ひしお麹を摂取することで、肌の健康を保つことができます。
腸内環境を整える
ひしお麹(ひしおこうじ)に含まれるオリゴ糖は、善玉菌のエサとなります。
善玉菌は、腸内で有害物質を分解したり、免疫力を高めたりする作用があります。
善玉菌が優勢な腸内環境は、便秘や下痢などの消化器系のトラブルを予防したり、アレルギーや炎症などの症状を改善したりする効果があります。
ひしお麹を摂取することで、腸内環境を改善することができます。
免疫力を高める
ひしお麹(ひしおこうじ)に含まれる有機酸は、悪玉菌の増殖を抑えたり、体内のpHバランスを整えたりする作用があります。
有機酸はまた、免疫細胞の活性化や抗体の生成を促進する作用もあります。
免疫力が高まると、風邪やインフルエンザなどの感染症や、ガンなどの重篤な病気に対する抵抗力が強くなります。 ひしお麹を摂取することで、免疫力を向上させることができます。
ひしお麹(ひしおこうじ)は、発酵調味料としてだけでなく、健康や美容にも良い食品です。
特別な道具もいらず、簡単に作れるのでぜひご自宅に常備してくださいね。
