米麹(こめこうじ)を使ったレシピ
米麹(こめこうじ)を使ったレシピは、さまざまな料理に応用できます。
米麹は、米のでんぷんやタンパク質を分解してグルコースやアミノ酸などを生成するので、食材の旨みを引き出したり、柔らかくしたり、甘みや風味を加えたりする効果があります。
米麹(こめこうじ)があれば、塩をまぜて塩麹(しおこうじ)、醤油とまぜて醤油麹(しょうゆこうじ)などと、色々な調味料を作ることができます。
米麹(こめこうじ)を使ったレシピ
米麹を使った自家製塩麹(しおこうじ)
米麹(こめこうじ)と塩を、手でまんべんなく混ぜます。水を加えてさらに混ぜ、清潔な瓶に入れたら常温で熟成。米麹の粒が潰れてやわらかくなり、甘い香りと旨み・甘みが感じられれば自家製塩麹の完成です。
炊飯器で!米麹で作る自家製甘酒
やわらかめに炊いたごはんに水を入れ冷まし、60度をキープ。米麹(こめこうじ)を加えたらしっかり混ぜ、ぬれた布巾をかけたらそのまま8時間置きます。ペースト状になったら完成。清潔な容器に入れて冷蔵庫で保管して下さい。
炊飯器で!米麹を使った自家製発酵あんこ
小豆をアクを取りながら茹で、60度まで冷まします。内釜に小豆と米麹(こめこうじ)を入れさらに混ぜ、ぬれ布巾をかけたら10時間保温。最後に塩を加えたら完成です。
米麹(こめこうじ)の歴史
米麹(こめこうじ)の歴史は古く、平安時代にはすでに日本酒の原料として使われていたとされます。
江戸時代には、味噌や醤油の製造が盛んになり、米麹の需要も高まりました。
さらに明治時代には、西洋の砂糖やパンが流行しましたが、日本人の食卓から米麹がなくなることはありませんでした。
現代では、米麹の健康や美容への効果が注目されています。
米麹(こめこうじ)には、健康や美容に良いとされる酵素やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、特に、米麹に含まれるコウジ酸は、美白や抗炎症、抗菌などの作用があると言われています。
米麹には、生麹と乾燥麹の2種類があります。
生麹は風味が良く、味噌や漬物などに向いています。
乾燥麹は保存が効くので甘酒や料理などに使いやすく、スーパーなどで比較的手軽に買うことができます。
生麹は冷蔵庫で保存し、乾燥麹は冷暗所で保存します。
米麹(こめこうじ)は、古くから受け継がれてきた日本の食文化の宝物です。
米麹の甘みや香り、栄養価を楽しみながら、健康や美容の効果も期待できる自然由来のやさしい麹。
毎日のお料理に米麹を取り入れて、健康で豊かな暮らしを実現してくださいね。
「麹(こうじ)」を作るための「麹菌(こうじきん)」とは
麹菌(こうじきん)とは、麹を作るためのカビの一種です。
麹(こうじ)とは、米や麦、大豆などの穀物に麹菌を植え付けて発酵させたもので、日本の伝統的な発酵食品の原料として使われています。
このことから麹菌は、日本の「国菌」とも呼ばれており、日本の食文化を支える重要な微生物として古くから日本人に愛されてきました。
麹菌は、用途によって5つの種類に分けられます。
- 黄麹菌(きこうじきん):味噌や醤油、日本酒などの原料
- 白麹菌(しろこうじきん):焼酎の原料
- 黒麹菌(くろこうじきん):泡盛の原料
- 紅麹菌(べにこうじきん):豆腐ようや紅酒などの原料
- 鰹節菌(かつおぶしきん):鰹節の原料
スーパーなどで売られている米麹は、見た目が白いですが、白麹菌ではなく黄麹菌に含まれます。
日本の食卓とゆかりの深い麹菌には、素材のでんぷんやたんぱく質を分解して、グルコースやアミノ酸などに変える働きを持つ酵素が多く存在しますが、それだけではなく、ビタミンやミネラルなども豊富に含まれており、健康や美容にも良いとされています。
また、酵素の働きによってオリゴ糖がつくられると、腸内の善玉菌が増え、腸内環境が改善します。 これにより免疫細胞が刺激され、免疫力がアップし、様々な病気に対して予防効果を発揮することで感染症対策の効果も期待できます。
商品紹介
米糀(国産米使用)1kg
近畿圏産のお米で作った米糀です。グラム単位からも販売可能です。お気軽にご相談ください。
てづくり米糀<冷凍糀> 400g
ご使用上の注意
●冷蔵庫にて自然解凍し、2~3日中にご使用ください。
●再冷凍はしないでください。
★長期保存可能<賞味期限は6ヶ月です>
塩糀(しおこうじ)180g
素材の旨味を引き出す、生きている発酵調味料です。当社の手作りの米糀・月のしずく・徳島産自然塩を使用しております。
塩糀昆布 30g
【堺の名品】雨風の粉末塩糀(特許取得)と郷田商店の郷田商店“北海道道南産天然真昆布”をあわせた、新感覚の昆布です。“塩昆布”としてお茶漬けや酒の肴はもちろん、サラダやパスタの調味料としてご使用下さい。簡単に“旨味が違う”こだわり料理の完成です。